Goldfish / Yellow Peach
A Possible Communism
一人は柱に触れて「象の足のようだ」と言い、一人は団扇に触れて「象の耳のようだ」と言い、一人は太い綱に触れて「象の鼻のようだ」と言い、一人は太鼓に触れて「象の腹のようだ」と言い、一人は壁に触れて「象の脇腹のようだ」と言い、一人は箒に触れて「象の尾のようだ」と言う。誰もが何かを象として見ている。わたしが追い払っているから、象はここにはいない。けれど象たちが二度とここへ戻らないようにするためには、こうやって追い払い続けなければならない。
Tighten a screwhead of my head tightly, please
(Stoned elephant)
彼女が腰を下ろせるように、
私はその皿を持ち上げてやった。
明るい円い月がやがて空に照り渡り出したが、
足許は暗かった。
そして多分その夜も彼女は
同じ室内に君達の居るにもかかわらず、
まるで誰もいないかのように、
自分の膝の上か私の氷嚢のあたりかを見つめていたに違いない。
Searching for refrain
(This which is not a question is not reverse
and the question which is a question is at noon)