2011/01/19




やがてその暗がりの中に、

自分の眼の暗さに慣れて来るのを

じっとして待っているような状態も過ぎた。




豹の仔や獅子の仔は

未だ牙や爪が殆んど生えないうちからでも、

早くも爪や足や口を使って闘う。


武器は闘争者自身の本質である。




その地中で彼らは

不要なものを取りのぞく技術を洗練することに熱中するあまり、

必要なものを組み立てるという発想に行きつかなかっただけの話である。



from Abstraction to Empathy

Russian style